『「my man」や「angel eys」のうたの前の台詞は自分で書かれたのですか?』
とたずねられ、きょとんとしてしまった。
なにを尋ねられているのかが、わからなくて。
しばし、、、、、、、
「四丁目の犬」も「alabama song」も、「my man」や「angel eys」も、
それらに「くっついてるように喋ってること」の台本はどこにもない。
「my man」や「angel eys」は、ややおとなしいといえばいえて。
英語の唄を,特にバラードを歌う時に、説明するのも何だし、なにかいい方法は
ないかと考えて、いつしか唄の前台詞をいう、、が、定番になっていった。
内容は無論、毎回微妙に変化する。
例えば、先日のNO TRUNKSでは「my man」、店の鰻の寝床型を活かして、
栄ちゃんにはカウンターに座ったまま、私の台詞というかその喋りにそって、
できるだけ微音で、それもテーマと全く関係ない所で吹いてとお願いし、
信ちゃんと私は、カウンターの反対側にちょうど位置する入り口の横にある、
ピアノの所へ彼が着地、イスに掛ける時には既に私も声を発しており、、、
栄ちゃんの音も流れていた。
唄がはじまれば、今日はこの曲はヴァースからテーマ、全編信ちゃんとのDUO、、
栄ちゃんはもう入ってこない、、が、しかし、曲の最後の最後、、静かにそばに
やってきていた栄ちゃんは最後をなめるように、しかもさらりと吹く。
もうためいきもれるじゃあ。
こういった事を即興というかどうかなんて問題ではない。こうやって何年もやってきた。
「四丁目の犬」や「alabama song」におけるなにも決めなさは想像ができますか?
台本があるとおもうのは当然かもしれない。全くないのです、、今はもう。
以前は色々制約を設けて、皆大変でした。私も大変でした。
しかし今はDUOでもTRIOでも、、それこそ10人編成でも「四丁目の犬」や
「alabama song」は、自由に飛び交います。誰かがだした最初の音で、私の話は
どこかへいきます。その話に沿って、同時に、瞬時の隙をつきつつ夫々が夫々に
反応しつつ出す音が、私もどう展開するかわからない物語となって空間を飛び交います。
これを即興とよぶのかどうかは問題ではないですよね。
そうやってきたんですから。
そして、「今目の前でおこっている事は台本があるんですね」と思う方が
多々いるというこの現実は、嬉しい事だと思うのです。
私たちは、ある曲を瞬時に反応し合いながらの繰り返しで、更には瞬時に
構成してさえいるのですから。
ここに1月のクラシックスでのレコ発でお手伝いをして下さった、
若いvocalistの方の手記がありますので彼女のブログから転載させていただきますね。
若さにあふれ、しかし、歌だという事で見落としてしまいそうな大事な事を
きちんとみている視線がそこにはあります。私なんぞ教えられてしまうです。
とても素敵だと思います。
http://sumiayako.exblog.jp/14760949/
いよいよ明後日から大好きなツアーです。待ちに待ったレコ発ツアー。
みる、きく、同時のとても素敵なアルバムをもっていきますよお。
どうぞ楽しみにまっていてください。
ちょっときついツアーですが大丈夫ですよお、風邪なんか引かないですよお、
声なんかつぶさないですよお、、
なんてね〜〜なんてね、そう努力いたしまする。
wollow-B,,,関西山陽中京ツアー
酒井俊(vo)太田惠資(vln) 桜井芳樹(g,banjo) 岡部洋一(per)
23日(水)京都パーカーハウスロール 0753528042 +船戸博史(b)
24日(木)広島クラブクリーム (問)ジュゲム0822436681
25日(金)大阪高槻市スタジオ73 (問)藤波 09059718430
26日(土)大阪フィドル倶楽部 (問)古市09023560337
27日(日)三重郡菰野町 パラミタミュージアム
27日(日)四日市Salaam 0593267568(問)本居09074326200
詳細はこちらから
http://www.sol.dti.ne.jp/~s-shun/index/top.html